300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

27冊目『プレミアムな和サンド』から4回めはつぶしアボカド+カリカリ梅のトーストサンド

[27-4]『プレミアムな和サンド』より4回めはつぶしアボカド+カリカリ梅のトーストサンド(p.78~)

 ムラヨシマサユキ著、学)文化出版局発行、 撮影 木村拓、スタイリング 城素穂、編集 園田聖絵 浅井香織、  2017年2月19日初版発行

昼の予定を済ませた後は寝ていた月曜の翌日はカリカリ梅と格闘する。

調理時間:10分ほど(カリカリ梅の種をうまく取り除けるかどうかによる)

主な材料:胚芽入り角型食パン(12枚切り)、アボカド、カリカリ梅(荒みじん切り)、バター

調理の流れ:アボカドの種と皮は取り除く。焼いた食パンの半量の片面にフォークでつぶしたアボカドを塗り、カリカリ梅を散らす。残りの食パンの片面にバターを塗り、アボカドと梅の上にのせる。

出来上がった料理:「野菜で」の章からトーストサンドを再現した。カリカリ梅の種をきれいに取り除くのに時間がかかり、これで好みの味に仕上がらなかったらどうしようと不安になるも、出来上がりは一口かじると止められない美味しさ。アボカドのねっとり濃厚な旨味のアクセントとしてカリッとした梅の食感と酸味がきいていて、この組み合わせを考えついたムラヨシ先生はすごいなぁと感心させられる。

アボカドと和の組み合わせの定番は納豆、らっきょうや明太子だが、今回の梅も納得の美味しさ。

f:id:mutsuki:201703apt

カリカリ梅の種がもっとうまく処理できるようになれば、作る率が間違いなく高くなるサンドイッチ(ネットで検索したところ、コツが掲載されていたので次回楽しみに試してみよう)

先週は予定が立て込み、仕事も忙しく、オフの月曜午前中は自分でビックリするほどイライラしていて、もしかしたら体調が悪いのかしら?と深く考える間もなく気がつくと布団にくるまれて眠っていた。起きろ!と頭は命令しているのに身体が反抗して、ぴくりとも動かない状態を初めて経験した。年を重ねるのも面白いものだ。

久しぶりにこの曲を聴いたけれど、pet shop boysらしくて未だにかっこいい。


Pet Shop Boys - Home And Dry (High Quality Audio)

<ごはん日記>

 

27冊目『プレミアムな和サンド』から3回めはしらすのさんしょあえ+のりのサンドイッチ

[27-3]『プレミアムな和サンド』より3回めはしらすのさんしょあえ+のりのサンドイッチ(p.26~)

 ムラヨシマサユキ著、学)文化出版局発行、 撮影 木村拓、スタイリング 城素穂、編集 園田聖絵 浅井香織、  2017年2月19日初版発行

早くも筋肉痛に苛まれ始めた金曜日は、簡単なのに絶品な和サンドを作る。

調理時間:10分以内

主な材料:角型食パン(12枚切り)、釜揚げしらす、焼き海苔、粉山椒、酢、バター、しょう油

調理の流れ:ボウルにしらす、粉山椒、酢を入れ混ぜる。海苔はさっとガスコンロであぶる。食パンの具材をはさむ面にバターを塗り、のり、しらすをのせる。上にかぶせる食パン(バターは塗ってある)にしょうゆをたらしてからはさむ。

出来上がった料理:「魚介で」の章より、釜揚げしらすを使ったサンドイッチを再現した。釜揚げしらすとパンを使ったレシピでは人気コミックで映画化もされた『海街ダイアリー』の釜揚げしらすトーストが有名で、多くの人に愛される美味しさだが、お酢と山椒で和えることですっきりとした風味になった釜揚げしらすに、ぱりっと焼きたての海苔の香ばしさが加わるとより大人向けで、噛む程にじんわり楽しめるお味になる。これは日本酒を飲みながら食べても美味しい。きっと、間違いなく。

f:id:mutsuki:201703sss

バターは大好きなのだが、普段はパンを食べる時も調理の際も味、香りのしっかりとしたオリーブ油で代用することが多いので、ここ数日は小中学生のころ以来というほどバターを口にしている。バターはやっぱり美味しいなぁ。

今日は昨日のライブの余韻テンションの高いまま仕事をこなすことが出来たが、問題は明日、明後日。音と一緒に飛び跳ねていたことで、足首の腱は既に痛みを訴えだしているけど、まぁ何とかなるだろう。いや、何とかする。

明日出来ることは明日やれば良いじゃんとさぼることがあるが、特別な新しい季節、春がくる前にやりたいことはいっぱいあって、時間があるなら後回しにせずにやっちゃおう!に切り替わってきた。かちこち時計に追われるのは嫌だけれど、区切りがあるから出来たり、変われたりもするから、”時”も味方につけてみよう。もうすぐに桜の季節。みなさま、よい週末を。

<ごはん日記>

27冊目『プレミアムな和サンド』から2回めは焼き豚とさらしねぎのサンドイッチ

[27-2]『プレミアムな和サンド』より2回めは焼き豚とさらしねぎのサンドイッチ(p.48~)

 ムラヨシマサユキ著、学)文化出版局発行、 撮影 木村拓、スタイリング 城素穂、編集 園田聖絵 浅井香織、  2017年2月19日初版発行

予定が立て込んだ木曜は、手軽に出来て満足度も高い和風サンドイッチを作る。

調理時間:15分(ねぎを水にさらす時間を含め)

主な材料:角型食パン(12枚切り)、焼き豚(薄切り)、長ネギ(斜め薄切り)、マヨネーズ

調理の流れ:長ねぎは冷水に放ちしばらく置いてから、水気をきる。食パンの具を挟む面にマヨネーズを塗り、焼き豚、ねぎの順に重ねて、焼き豚の煮汁を少しかける。

出来上がった料理:「肉で」の章から、焼き豚を使ったサンドイッチを再現した。焼き豚から作る手間を省いてお肉屋さんで売っていたものを使ったので、焼き豚の煮汁の代わりに先日の『野菜のごちそう』鉄板焼きの回のタレを入れる。

マヨネーズと焼き豚に長ねぎの風味が加わって、サンドイッチ用の薄切りパンが程よく馴染む美味しさ。これはビールにも絶対あう。焼き豚は案外冷蔵庫や冷凍庫にストックされている食材なので、例えば急な来客時に出しても喜ばれる品。

f:id:mutsuki:201703gpss

食パンに塗るバターを柔らかくするのは、電子レンジ使ったり、湯煎で溶かす他、室温で戻すには(季節により)割と根気よく待たねばならないが、マヨネーズなら冷蔵庫から取り出してすぐに使える。ちょっとしたことに見えて、スケジュールがタイトな時にはとても重要なポイント。

仕事を終え、帰宅してさっと作った焼き豚とさらしねぎのサンドイッチを口にし、あぁビールがとても飲みたいという気持ちをおさえ豊洲に向かう。

今宵は10-feetの東京live@豊洲pit。セットリストは後日上げるとして(3月11日追加)、ステージ、客席ともにボルテージが高く、遠巻きにみているわたしですら、久しぶりにジーンズさえ肌にくっつくほど汗をかく。頭のてっぺんからつま先まで響く音に躍動感に酔いしれる。来週のツアーファイナル@zepp東京も楽しみだ。

いつも涙がはらはらとこぼれるが、今日のアレンジは大丈夫だった「アンテナラスト」はギターボーカルのtakumaが亡き祖母に想いを込めてうたった曲。

これだけはどうしても伝えたいことは「ことば」で表さないと家族、職場、そして大切な相手にもわかってもらえないことは大前提として、もっと相手と自分を信じて、「ことば」にならない想いをどうにか伝え合えられたらいいね。ほんとうに難しいことだけれど。

〜ことば足らずのあなたのことば たくさんの思いがあったでしょう〜「アンテナラスト」

set list: 1. 火とリズム, 2. [final day], 3. 2%, 4. 4REST, 5. 1sec., 6. Freedom, 7. FUTURE, 8. focus,  9. FELLOW 1.5, 10. RIVER, 11. アンテナラスト, 12. STONE COLD BREAK, 13. hammer ska, 14. 風, 15. VIBES BY VIBES, 16. super stomper, 17. goes on, 18. ヒトリセカイ, 19. その向こうへ, 20. CHERRY BLOSSOM, 21. back to the sunset.


10-FEET ― アンテナラスト ~京都大作戦2016 LIVE VERSION~

<ごはん日記>

27冊目『プレミアムな和サンド』から初回は鮭のからしじょうゆあえ+クレソンのサンドイッチ

[27-1]『プレミアムな和サンド』より初回は鮭のからしじょうゆあえ+クレソンのサンドイッチ(p.8~)

 ムラヨシマサユキ著、学)文化出版局発行、 撮影 木村拓、スタイリング 城素穂、編集 園田聖絵 浅井香織、  2017年2月19日初版発行

寒さが和らいだ水曜から、和食を具材にしたサンドイッチを作り始める。

調理時間:20分ほど(鮭に下味をつける時間を含め)

主な材料:山型食パン(6枚切り)、生鮭(切り身)、クレソン、練りがらし、しょうゆ、バターなど

調理の流れ:鮭に塩をふり、冷蔵庫でしばらく休ませる。沸騰したお湯に塩を少々加えクレソンをさっとくぐらせてから冷水にとり水気をきった後、食べやすい長さに切る。水気をぬぐった鮭を(クレソンを茹でた)鍋でしばらくゆでてから、ざるにあげ水気を切りすぐに合わせた調味料に漬ける。食パンの具材を挟む面にバターを塗り、クレソン、鮭をはさむ。

出来上がった料理:「魚介で」の章より辛子しょう油に漬込んだ鮭を使ったサンドイッチを作った。シーチキンやスモークサーモンのサンドイッチはよくみかけるが、ゆでた鮭は初めてで、ワクワクしながら口に運ぶ。辛子がほんのりきいたしょう油にバターの組み合わせはもちろん美味しいし、焼き鮭とは異なる、茹でることで生まれる鮭のふんわりした食感がまた食パンにあう。クレソンのちょっとした苦味も緑色のアクセントだけではなくて、美味しさのバランスを保つ一役をかっている。食べ応えもあるので、これからの季節、屋外でのランチにもぴったり。

f:id:mutsuki:201703bscs

この辛子しょう油漬けの鮭はお弁当にも使えるし、立派なおかずにもなるので覚えておくと便利。取り合わせの野菜にクレソンはもちろん美味しいけれど、手に入らなければ刻んだ大葉でも美味しそう。

今週来週と予定がぼちぼち入っているので、すぐに作れて、片手で食べられるサンドイッチはとっても便利。おにぎりは日本が誇るファストフードなのに、炊飯器を持っていないので土鍋等で炊くところから始めねばならず、またランチはお店で食べたり、職場で出されたりするため、ここ数年は自宅で作れていない。炊飯器や電子レンジがあれば時間の使い方は今と違ったものになっているだろうなぁ。

<ごはん日記>

26冊目『野菜のごちそう』から最終回は鉄板焼き

[26-8]『野菜のごちそう』より最終回は鉄板焼き(p.32~)

 宮本しばに著、株)旭屋出版発行、 撮影 野口さとこ 宮本しばに、編集 松成容子、design 有)コーズ、  2013年11月1日初版発行

ものすごく寒くて、場所によっては雪予報も出た火曜は焼いたお野菜をもりもり食べる。

調理時間:15分ほど(お豆腐を水切りする時間は除き)

主な材料:キャベツ、キノコ類、玉ねぎ、かぼちゃ等好みの野菜、木綿豆腐、玉ねぎ(すりおろし)、にんにく(すりおろし)、生姜(すりおろし)、豆板醤、しょう油、砂糖、味噌、白ごまなど

調理の流れ:すりおろした玉ねぎ、にんにく、生姜と油を鍋に入れじっくりと加熱する。野菜がきつね色になったら豆板醤とその他調味料を加え一煮立ちさせてタレをつくる。火が通りやすいように切った野菜とお豆腐を鉄板で焼き、タレと大根おろしで食す。

出来上がった料理:ホットプレートも卓上コンロも無いけれど、厚みのある鉄のフライパンを使って「第1章 味噌・しょう油味」から鉄板焼きを再現した。わざわざ野菜を買いにいかなくとも野菜室にあるものを使って作れば、環境にもお財布にも優しくて、でもそんなことをみじんと感じさせない程にタレが絶品で、胃袋がギブアップと悲鳴をあげるまで食べ続けたくなる美味しさ。このタレさえあれば、炒め物や和え衣の決めてとして使えて毎日のお料理がとても楽になること請け合い。どれもおすすめだけれど本書でイチオシのレシピとなった。

f:id:mutsuki:201703bbq

 

まとめに代えて:「第1章 どんなときでもほっとする味噌・しょう油味」で13品とアレンジレシピ、「第2章 香りごと元気をくれるスパイス・香味料味」は14品とアレンジレシピ、「第3章 素材のうまみが際立つ塩分・オイル味」9品とアレンジレシピ、「第4章 この存在がコクを深めるチーズ・乳製品味」では11品とアレンジレシピが紹介されている。和風、中華風、メキシコ風、インド風、アジア風、イタリア風にイギリス風までいずれもとても美味しく作れる野菜料理のレシピ集。

著者自身が長野県の山奥で暮らしていらっしゃることもあり、ほとんどの材料は入手しやすいものばかり。ヴェジタリアン料理って健康には良さそうだけれど、どこか物足りないと感じられる人もいるだろうけれど、しっかりした味のものから、あれ?自分が普段食べていたものって味付けが濃かった?という疑問を抱かせるほどに素材の美味しさを感じさせるレシピまで様々な魅力が詰まっている。

素材の持ち味を活かすためのタレやソース使いが非常にうまいんだなぁ。

2016年10月刊行の『野菜たっぷり すり鉢料理』を再現するつもりが諸事情につき本書を取り上げた。宮本さんの本は、京都の児童書専門店のブログで知り、すぐに取り寄せたのが大当たり。普段書店の棚に並んでいない本の中にも、素敵な本はたくさんあって、こんな出会いは嬉しい限り。

FMを聴いていたら、アメリカでマイケル・ジャクソンの人気曲をアンケート調査した結果、"man in the mirror"がベストに選ばれたとのこと(何調べか詳細は不明)。日本ではさほどメジャーな曲じゃないものの、そこまでの人気を博すだけの文化的、歴史的な背景があるのだろうと懐かしいmvを観てしんみりとする。


Michael Jackson - Man In The Mirror (Official Video)

<ごはん日記>