300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

36冊目『ひとり飲みのやせるつまみ』から6回めはぶりの黒こしょう焼きなど

[36-6]『ひとり飲みのやせるつまみ』より6回めはぶりの黒こしょう焼きなど(p.50~)

井原裕子著、 株)世界文化社発行、 デザイン 縄田智子、撮影 西山航、編集 相沢ひろみ、能勢亜希子、 2017年6月20日初版発行

 もしやこの夏は過ごしやすいのかと騙されかけたが、うだるような暑さが戻ってきた月曜はさっと焼ける魚料理を。

調理時間:15分以内(レンジ不使用の場合)

主な材料:[ぶりの黒こしょう焼き] ぶり(切り身)、みょうが、ベビーリーフ、粗挽き黒こしょうなど。 [ささ身と豆苗の塩オイルあえ] 鶏ささ身、豆苗、クミンパウダー、塩、オリーブ油など。

調理の流れ:[オイルあえ] 豆苗は根元を切り落とし、半分の長さに切る。ささ身は筋を切り取るり、小さな泡が上がってくる位のお湯に入れて、3分ほど茹でたら蓋をして余熱で火を通し、箸などで身をほぐす。鍋に少量の水、豆苗を入れ蓋をして蒸す。ボウルにクミンパウダー、塩を混ぜ入れ、ささ身、豆苗を加え混ぜ、最後にオイルで和える。

[こしょう焼き] ベビーリーフは水に放ちシャキッとさせた後に水気を切る。みょうがは縦半分に切る。ぶりは塩を振って置いてから、水気をふきとり、黒こしょうをたっぷりまぶす。油を熱したフライパンにぶりを入れて両面に焼き色がつくまで焼く。途中、フライパンの空きスペースでみょうがも炒める。

出来上がった料理:カロリーは高いが低糖質、DHAとEPAが豊富なぶりを葉野菜と共に食す主菜と、栄養の宝庫豆苗を1パック分使って作るエスニック風の和え物。

βカロチン(抗酸化作用)、ビタミンB(代謝の促進、糖質と脂質の燃焼)、ビタミンC(免疫力向上)、タンパク質、食物繊維が豊富と栄養価に優れているのに、お財布にも優しい優秀なえんどう豆の芽、豆苗。特に一人暮らしだと使いきれないことも多いが、1パックを丸ごと使い、スパイスで香り付け、塩とオイルで和えるシンプルな味付けだからこそ飽きずに食べられる。低カロリー、高栄養のささ身の歯ごたえは大切なアクセント。

脂っぽい白身魚のイメージが強いぶりは、不飽和脂肪酸DHAとEPAを多く含み、タウリンもたっぷりなのでコレステロールを低下させてくれたり、生活習慣病に効果的な栄養がある。副菜の豆苗の和え物にもスパイスを使っているが、こちらも黒こしょうをたっぷりとまぶす事で、魚特有の臭みが消え、お酒が進む味になる。

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魚と鶏肉に、たくさん野菜も食べられる嬉しい献立。豆類として小さめの冷奴を添えてもよかった。

 

このところ涼しかったので朝6時起床で散歩しても心地良かったが、今朝は鏡を見てびっくりする。顔が全体的に赤い!…そうだ、昨夜は普通のお勤め人は翌日に備えて帰宅し、街が静かになった時間に(久しぶりに)繰り出し、仕事をあがったばかりの前職の上司と、共通の知人の独立開店を祝し、よく食べ、大層よく飲んだんだった。6時では体がアルコールを分析出来る筈もなく、かといって寝直す選択肢も無いので、気だるい頭を抱えて外に踏み出す。早くもむわあっと押し寄せてくる熱気の中、水をこまめに飲みながら大量に汗をかいてスッキリ。

夕方になって京都の行きつけのバーより、天候不良につき今夜は休むという知らせが入る。関西方面の皆さまは大丈夫だろうか。

<ごはん日記>