35冊目『ワインがおいしいフレンチごはん』から4回めは鶏じゃが
[35-4]『ワインがおいしいフレンチごはん』より4回は鶏じゃが(p.56~)
料理 飯島奈美、ワイン監修 杉山明日香、 株)リトルモア発行、 デザイン 木村裕治、後藤洋介、 撮影 宮崎純一、編集 加藤基、當眞文、 2017年5月26日初版発行
朝からお財布が行方不明で、冷や汗が出た月曜日はアツアツの鶏肉にキリッと冷えた白ワインを(お財布は鞄から転げ落ちたようで、ソファーの脚奥で無事発見)
調理時間:40分以内
主な材料:鶏もも肉、じゃがいも、キャベツ、オリーブオイル、塩こしょうなど
調理の流れ:じゃがいも→皮をむき一口大に切って水にさらす。キャベツ→ざく切り。鶏もも肉→白い脂やスジを取り除き一口大に切り塩をふる。深めのフライパンに油を熱し鶏肉の皮目を下にしてしっかりと焼き色がつくまで焼く。水気を切ったじゃがいも、キャベツの順に重ね、水を回しかけ蓋をして蒸し煮にする。じゃがいもが柔らかくなったら蓋をとり、水気を飛ばすようにして更に煮込み、塩コショウで味を整える。
出来上がった料理:アルザスの郷土料理Baeckeoffe(肉と野菜の蒸し焼き)を手本にした鶏じゃがとのマリアージュは、アルザスのリースリング100%辛口の白ワイン。珍しく価格以外(笑)全ての条件に当てはまるワインを入手出来たので、料理とともに味わう。
あえてニンニクを使わず2種の野菜のみとあわせることで、鶏肉の強烈な旨味がダイレクトに伝わってくる煮込み料理。鶏肉ってこんな肉肉しい味だったっけ、とっても美味しいんだけれど!とビックリしつつクッタリしたキャベツを食べると出汁を含んだ甘味がよくって、次なるじゃがいもはトロミをつける役割もあるが、ホロホロした柔らかさで、全てのうま味を煮含み、さらに美味しい煮汁を浸して食べると自然と笑みが浮かぶ。
材料も手順もシンプルだから、それが故に美味しいという料理があるんだなぁと改めて感じる。今日もおいしく飲みつつ食べられたことに感謝。
先日、クマのパディントンの作者マイケル・ボンドさんがなくなられたというかなしいニュースが流れてきた。子どものころはパディントンを読み、大人になってからは「パンプルムース氏」シリーズを読んできた。
格式高いグルメガイドの覆面調査員・パンプルムース氏と愛犬ポムフリットのコンビから生み出される喜劇的なミステリーで、作中出てくるフランス各地のお料理もおいしそうで、イギリス人らしいブラックユーモアががっつりきいていて、大人が楽く読める小説。
こうも暑くなってくると外が涼しくなるまで、冷房のきいた部屋でついつい読書に耽ってしまう。いきおい読書量が増える訳だが、これ以上蔵書を増やすのはほんとうに避けたいところ。
<ごはん日記>