300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

14冊目『ベジ豆カレー』よりキャベツの豆カレー

[14-4]『ベジ豆カレー』より4回めはキャベツの豆カレー(p.49)

マバニ マサコ著、株)柴田書店発行、 撮影 日置武晴、デザイン 中村善郎、スタイリング マバニ マサコ、編集 長澤麻美 2009年12月25日第1版発行

作って紹介したいカレー(スパイス料理)が満載の料理本の中から、本日は好物の赤レンズ豆を使ったカレーを再現。

調理時間:30分ほど(豆を戻す時間も含めて)

主な材料:画像の他に、トマト、油、塩などが必要

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調理の流れ:豆は水から柔らかくなるまで煮る。油にホールシードを入れて加熱し、匂いがたったら生姜、ニンニクを加える。香ばしい匂いがし始めたら他の野菜を入れて蒸し煮。トマトの輪郭が無くなったら豆、パウダースパイス、塩を加えてことこと煮る。

出来上がった料理:キャベツの豆カレー(p.49)小玉ねぎのマサラ詰め(p.27)。豆カレーは、形がなくなるまで煮た豆から出る味がほっくりとしていて、トマトとキャベツの甘みとくみ合わさることでとても優しいお味になっている。このカレーに使うレッドレンティル(赤レンズ豆)は他の豆に比べて早く柔らかくなるため扱いやすく、豆料理は作りたいけれど戻すのに時間が…と躊躇している方にもおすすめ。小玉ねぎのマサラ詰めは、わたしがどこかでスパイスの配合を間違えたのか、フタを開けた瞬間に少し刺激臭があったが食べてみると丸ごとの玉ねぎを蒸したことで甘さがじんわりと口に広がり、十字に切りこみを入れた部分に詰め込んだスパイスや砕いたクルミのしゃっとした歯ごたえやごまの風味も楽しめるドライカレーとなっている。つけ添えとしてもおすすめ。

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ひよこ豆を使ったカレーも人気があるが、この赤レンズ豆はクセも無く、より優しいお味で、消化もよいので万人受けするカレーを作ることが出来る。本書では、他にキドニービーンズ、大豆、大福豆等を使ったレシピが収められている。

昨日は変則的なシフトで時間がぽっかり空いたので、朝に思い立って京都へ。いろいろ溜まっていた用事を済ませ、実家の台所で次に取り上げる本の予習をさせてもらう。1時間強で作り置き料理を8品仕上げ、少し遅れの敬老の日のプレゼントとさせてもらった。いつも忙しくしている母の助けになるとよいのだが。

 

 <ごはん日記>