300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

38冊目『あえ麺100』、『らくつまみ100』から2回めはかに缶とアボカドのディップ風など

[38-2]『あえ麺100』、『らくつまみ100』より2回めはかに缶とアボカドのディップ風(あえ麺〜p.28~)、たことトマトのサルサ(つまみp.22~)、せりと香菜のナンプラーサラダ(つまみp.30~)

1:『あえ麺100』堤人美、夏井景子著、 株)主婦と生活社発行、ブックデザイン 小林沙織、撮影 東木村拓、スタイリング 大畑純子、編集 足立昭子、 2017年7月21日初版発行

2:『らくつまみ100』ワタナベマキ著、株)主婦と生活社発行、アートディレクション・デザイン 柳田尚美、撮影 木村拓、スタイリング 大畑純子編集 足立昭子、 2017年6月2日初版発行

猛烈な暑さが戻ってきた水曜日。こんな日は冷菜ばかり並べて乾杯。

調理時間:15分ほど 

主な材料:[あえ麺] かに缶(ホタテ缶、ツナ缶やカニカマでも可)、アボカド、レモン汁、タバスコ、オリーブ油、黒胡椒、素麺など [サルサ] ゆでだこ、トマト、玉ねぎ、酢、塩、赤唐辛子、オリーブ油 [サラダ] せり、香菜、生姜、黒酢、ナンプラー、ごま油など。

調理の流れ: [サルサ] 薄切りにしたたこ、角切りにしたトマトと玉ねぎ、お湯で柔らかくなるまで戻してからみじん切りにした赤唐辛子に調味料を全てボウルに入れて混ぜ合わせる。 [サラダ] ボウルに食べやすい長さに切ったせり、香菜、千切り生姜、調味料を入れて和える。 [あえ麺] 缶詰の汁気を切る。アボカドは実をスプーンで潰し、レモン汁で和えておく。素麺は茹でて冷水で締め水気を切り、オリーブ油、塩、黒胡椒で和え、器に盛る。缶詰の中身、アボカド、調味料を混ぜ合わせたものを素麺の上にのせる。

出来上がった料理:「3. ボリュームたっぷり!のっけあえ麺」より、柔らかい緑とピンク色の外見だけでも元気をくれそうな素麺料理を再現した。まったりクリーミーなアボカドに、海産物の旨味がところどころひょっと顔を出すトッピングと素麺の柔らかい食感がうまくあっている。この季節、お中元にかに缶をもらえるご家庭もあるだろうが、かに缶もホタテ缶は贅沢品なので、わざわざ買いに行かずともツナ缶やカニカマで十分。鶏のささみでも美味しそう。

「あえるだけ」からの香味野菜2種類をナンプラーと黒酢で和えるサラダはレシピにはせりと指定されているが季節柄入手出来なかったので、香り高い三つ葉で代用した。千切りにした生姜の香りと風味がアクセントで葉物野菜をたっぷり食べられる。あ!黒ごまの甘みも絶妙に合うので、これは忘れずに入れていただきたい。もう一つのサルサ(同章)は和えてからしばらく冷蔵庫に入れ冷たくとより美味しく食べられる。トマトと玉ねぎ、お酢でマリネしたタコのぷにゅっとした食感とお湯で戻した赤唐辛子のピリピリする辛さが刺激的で、これはビールがあう。辛さが売りのサルサなので、大人のポットラックパーティでも活躍しそう。

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おつまみについて言及している量が多いのはやはりお酒が好きだから。先日も出張料理をした際に、この手の料理を作らせたら最強だと過分なお褒めを頂いたくらいなので(笑)

 

 

新譜の特典に応募したら当ててもらえたので、今宵はnever young beachのインストアライブ@新宿tower recordsへ行ってきた(私的初のネバヤンライブ)。トリプルギター、ベースとドラムの5名がものすごく狭いステージにぎっしり並んで6曲を披露してくれたのだが、さすがに上手くて、抜け感のあるサウンドがとても心地良い。設備も整っていないイベントスペース(店内の売り場の一部)でここまで演れるならライヴハウスではもっと楽しいに違いない。インストアは250人ほどのキャパなので、ステージと客席の密接度は抜群に良くて、無料なので参加しやすいというメリットがあるから、自分やプライベートを共有する人とで楽しむ用なのか、ライブハウスまで足を運ぶべきアーティストなのかを確認するにはオススメ。

setlist: 1.夏のドキドキ、2.なんかさ、3.気持ちいい風が吹いたんです、4.散歩日和に布団がぱたぱたと、5.CITY LIGHTS、6.SURELY

<ごはん日記>

38冊目『あえ麺100』、『らくつまみ100』から初回は納豆おろしと塩昆布など

[38-1]『あえ麺100』、『らくつまみ100』より初回は納豆おろしと塩昆布(あえ麺〜p.64~)、ゆで鶏のアンチョビアボカドだれ(つまみp.37~)、舞茸とドライトマトのガーリック炒め(つまみp.52~)

1:『あえ麺100』堤人美、夏井景子著、 株)主婦と生活社発行、ブックデザイン 小林沙織、撮影 東木村拓、スタイリング 大畑純子、編集 足立昭子、 2017年7月21日初版発行

2:『らくつまみ100』ワタナベマキ著、株)主婦と生活社発行、アートディレクション・デザイン 柳田尚美、撮影 木村拓、スタイリング 大畑純子編集 足立昭子、 2017年6月2日初版発行

 21日連続の雨降りで観測史上の記録更新となった火曜より、人気の100レシピシリーズの2冊に取り組む。

調理時間:20分ほど

主な材料:[あえ麺] 大根おろし、納豆、塩昆布、ポン酢醤油、そうめん、万能ネギ(小口切り) [ゆで鶏] 鶏もも肉、酒、アボカド、アンチョビ、レモン汁、オリーブ油など [舞茸] 舞茸、ドライトマト、ニンニク、バルサミコ酢、生ローズマリー、塩など

調理の流れ: [ゆで鶏] フライパンに水、酒、鶏肉を入れて茹でたら粗熱を取り、一口大に切る。茹でている間にアボカドを角切りにし、刻んだアンチョビ、レモン汁とオイルを和えておく。鶏肉とアボカドソースをざっくり混ぜる。 [舞茸] フライパンにオリーブ油、潰したニンニクを入れて火にかけ香りが立ったらほぐした舞茸、刻んだドライトマトを加えて炒める。火が通ったらバルサミコ酢、ちぎったローズマリーを散らしざっくり炒める。 [あえ麺] 大根おろし〜ポン酢までを混ぜ合わせ、器に茹でて冷水で締めたそうめんを盛った上にかけ、仕上げにネギを散らす。

出来上がった料理:まずは『あえ麺100』「5章 とろりとおいしい!かけあえ麺」より、ジメジメした一日にさっぱり食べたい納豆おろしそうめんを、『らくつまみ100』からは「ゆでるだけ、焼くだけ」のゆで鶏のアンチョビアボカドだれ、「さっと炒め、さっと揚げ」の舞茸とドライトマトのガーリック炒めの3品を再現した。

納豆おろし蕎麦はよく作るが、蕎麦を素麺に代え、塩昆布で旨味を加えたとってもお手軽、でも美味な一品。大根おろしと和えると納豆のネバネバが緩和されるので、あれが苦手な方にも食べやすい。

ゆで鶏はアンチョビの塩気とくどくなリ過ぎない旨味がレモンとアボカドにとても合って、白ワインがくぅっと進むお味。アンチョビとアボカドは覚えておくべき組み合わせ。もう一品は大好物の舞茸を炒めていると立ち上る香りにうっとりし、口にすると身悶えるほどおいしい炒めもの。アミノ酸系旨味成分であるグルタミン酸が豊富なドライトマトに、バルサミコ酢の程よい甘みと酸味を加え、ローズマリーの香りも豊かな一品。これは冷めても美味しくて、ちびちび食べながら飲みたくなるなぁ。

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おうちに常備されて居る事は少ないかもしれないが、ドライトマトは良い出汁が出るので小さめのパックでも一つ買い置いておくことをお勧めする。何かとよく使うわたしはイタリア食材店で良さそうなものがあれば大量買いしている。

 

週末、Summer Sonic@幕張ではCalvin Harris, Foo Fighters, Babymetal, Man with a Missionなどが出演しており、参戦する友人たちを羨ましく傍目に見つつ、昨日あたりからラジオで流れる音源に聴き入る。サマソニ前夜祭ではリアム・ギャラガー(元Oasis)も演っていたのか!

メディア関係者と話していると舞台、映画にはお客さんが入らなくなったし、出版も不況で、この国の文化はこれからどうなるんだろうといささか暗澹たる気持ちにさせられる。京都出身の若手タレントがラジオ番組で五山の送り火をお祭りだと評していた感覚はわたしには全く理解出来ないし、したくもないが、今後はだんだんとこういう薄っぺらい感覚や言葉遣いが普通になっていくのかな。でも、こんな歌詞を書ける若手が居て人気があるのだから、未来にあかるい光があらんことを。


SOIL&"PIMP"SESSIONS feat.Yojiro Noda /「ユメマカセ」ミュージックビデオ YouTube Ver.

<ごはん日記>

37冊目『旨い!家カレー』、『まいにちカレー』から最終回はチキンティッカマサラ

[37-7]『旨い!家カレー』、『まいにちカレー』より最終回はチキンティッカマサラ(毎日〜p.16~)

1:『旨い!家カレー』小宮山雄飛著、 朝日新聞出版発行、ブックデザイン 渋澤弾、撮影 東川哲也、料理協力/フードコーディネート 里見陽子、編集 内山美加子、 2016年6月30日初版発行

2:『まいにちカレー』小宮山雄飛著、株)主婦と生活社発行、撮影 寺澤太郎、スタイリング 中里真理子、編集 吉川亜香子、 2017年6月19日初版発行

 まだどこかにいる筈の夏を探しに出かけねば!と思わせる涼やかな月曜は乳製品を取り混ぜたマイルドなカレーを。

調理時間:30分以内(鶏肉をマリネする時間を除き)

主な材料:鶏胸肉、プレーンヨーグルト、玉ねぎ、にんにく、しょうが、バター、トマト水煮、クミンパウダー、ターメリックパウダー、コリアンダーパウダー、ガラムマサラ、砂糖、生クリーム、パクチーなど。

調理の流れ:鶏肉は皮を外し、一口大に切ってマリネ液に浸し冷蔵庫で1時間以上漬ける。玉ねぎはみじん切り、にんにくと生姜はすりおろす。バターを溶かしたフライパンに鶏肉を入れ両面に焼き色がつくまで焼き、一旦取り出す(マリネ液は取っておく)。同じフライパンに玉ねぎ、塩少々を入れ色づくまでよく炒めた後、にんにくと生姜を加え混ぜ更に炒める。トマトの水煮を手で崩しながら加え、ねっとりとペースト状になるまで炒めたらパウダースパイスを加え香りが立つまで炒める。マリネ液、塩、砂糖と鶏肉に水少々を加えてしばらく煮込む。器に盛り生クリーム、刻んだパクチーを散らす。

出来上がった料理:「第1章:まいにちカレー」よりヨーグルト、バター、生クリームと乳製品をたっぷり使った濃厚なイギリス風カレーを再現した。まったりとマイルドな味の奥にスパイスの香りが漂う本格派だが、難しい作業も無く初心者も作りやすいレシピになっている。

骨つき鶏肉をタンドリー釜で焼いたものがタンドリーチキン。骨無し版がチキンティッカで、トマトベースのソースで煮込むとチキンティッカ・マサラとなる。1960~70年ごろにイギリスで偶発的に生み出された人気英国料理。現在は事情が異なっているだろうが、以前はイギリスに旅に出たなら食すべきは中華かインド料理と言われたほどに、インド料理店は数あるし質も高い。

トマトと玉ねぎの甘みはさらりとしていながらも、乳製品に負けず劣らずしっかり主張をしており、とても美味しい。美味しいのだけれど、これはカレー?インド風イギリス料理?あれ何?と考えさせられる。『旨い!家カレー』末尾にも記されているが、日本でいわゆる"カレー"と認識されているのは、⑴インドカレー、⑵欧風カレー、⑶タイカレー、⑷日本風カレーだが、そもそもインドにはカレーという言葉自体があらず、欧風カレーは日本人が作り出したもので、タイカレーはスープの範疇。では我々がカレーと認めるものは一体何なのか?カレーに定義は無いんだというのが小宮山さんの答え。

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ご飯を鍋で炊く気力がなかったので、簡単に出来るナンを添えた。

 

まとめに代えて:今回はこれまでと毛色が異なりミュージシャンのレシピ本を取り上げた。一冊め『旨い!家カレー』が出版されて一年後に二冊目『まいにちカレー』が異なる出版社より発売。一冊めが第四回料理レシピ本大賞の専門料理部門にノミネートされたとなると、俄然作ってみたくなったという訳。

まず一冊めから紹介すると、「料理のプロではないけれど、料理することの<楽しさ>だったら伝えることは出来るんだ」という小宮山さんのことばから始まるスパイスカレーの入門書。カレー料理を作る基本の6つの道具として、フライパン、鍋からすりおろし器。あると便利なものにはミルグラインダー、ミキサー、フードプロセッサーが挙げられている。第1章 1番目の料理は基本のチキンカレーで全ての材料の写真から出来上がりまでの15工程が大きめの写真付きで簡潔にわかりやすい文章でまとめられている。

「2章 簡単、手軽に!カレー粉でつくる」では市販のカレー粉6種類、オリジナルカレー粉の配合から男性が好みそうなポークジンジャーカレー、ベーコンエッグキャベツカレーや定番ビーフカレーといった17個のレシピが掲載されている。「第3章 香り、旨さに唸る、本格派!スパイスでつくる」では基本の4種のスパイスの紹介とオリジナルガラムマサラの作り方から始まり、バターチキンカレー、男のドライカレー、ポークビンダルーなど定番のレシピ12個とキャベツのアチャール、ミックスライタやハリッサといった副菜4つのレシピが記されている。

出版社を主婦と生活社に変え、写真やスタイリングにより力の入った2冊目の『まいにちカレー』、「第1章 まいにちカレー」ではNHK Eテレ「趣味の園芸 やさいの時間」で取り上げられたものも含めて12のレシピで、小松菜&ほうれん草のサグチキンカレー、トリプルオニオンカレーやタイ風味噌カレーなどが記されている。「第2章 まいにちカレー七変化」ではカレー肉豆腐、天津飯風さと芋のそぼろあんカレー、絶品!シーフードスパなど16のレシピが載っている。「第3章 まいにちカレーにぴったりな副菜」ではマッシュポテト、しょうが味噌、カレーカリフラワーなど10品が紹介されている。

1年間に200食のカレーを作る小宮山さんならではの経験に基づいて作られた本。料理学校などに通うと、ここは出来て当たり前だろう、知ってて当然だと、すっ飛ばしてしまうプロセスが書かれていたり、疑問に答えられているので、2冊ともにスパイス料理の入門としてとてもオススメ。素材の取り合わせ方にもアーティストらしさが現れていて、面白いんだなぁ。

全て作った訳では無いが一押しはカレー味豚キムチ丼(家カレー)、なす豚カレー炒め(まいにちカレー)にカレーsoba(まいにちカレー)。副菜の福神漬けも◎。

 

 

週末久しぶりにあった叔父に、開口一番「太ったんじゃ無い?」と問われ、しばし絶句の後笑い飛ばす。このひと月、複数名の男性より指摘され続けたのでそんなことばにも慣れ、かつ少し体重が落ちている(気がした)ので油断していた。いいんだ。いいんだ。こうなったら10-feetの"DAVE ROAD"(デブへの道)をテーマ曲にして今の自分を楽しむ(笑)

 

 Foot ! Toe ! Tail ! (太っている)

 I just wanna say “we must go now.” 呑んだ後のNoodle


10-FEET - DAVE ROAD

<ごはん日記>

37冊目『旨い!家カレー』、『まいにちカレー』から6回めはあっさりビーフカレー

[37-6]『旨い!家カレー』、『まいにちカレー』より6回めはあっさりビーフカレー(毎日〜p.12~)

1:『旨い!家カレー』小宮山雄飛著、 朝日新聞出版発行、ブックデザイン 渋澤弾、撮影 東川哲也、料理協力/フードコーディネート 里見陽子、編集 内山美加子、 2016年6月30日初版発行

2:『まいにちカレー』小宮山雄飛著、株)主婦と生活社発行、撮影 寺澤太郎、スタイリング 中里真理子、編集 吉川亜香子、 2017年6月19日初版発行

気温は低いものの湿度が高い金曜日は、あっさり、さっぱりと食べられるビーフカレーを。

調理時間:2時間強

主な材料:カレー用牛肉、トマト、玉ねぎ、にんにく、生姜、醤油、油、水など <以下パウダー>クミン、コリアンダー、シナモン、クローブ、カルダモン、カイエンヌペッパー、黒コショウ

調理の流れ:玉ねぎはみじん切り、にんにくと生姜はすりおろし、トマトは荒く刻む。油を熱した鍋で玉ねぎ、塩少々を入れて色づくまで炒めてからにんにく、生姜を加え、良い香りがするまでさらに炒める。トマトを加え木べらで細かく潰しながら水気を飛ばすように炒める。パウダースパイスを加え香りが立つまで炒めたら牛肉を加え、両面に焼き色がつくまで炒め、調味料と水を注ぎくつくつと煮込む。トロッとしてきたら塩で味を整える。

出来上がった料理:「第1章:まいにちカレー」より、お財布に少し余裕が出来たら、いや出来なくとも、たまにどうしても食べたくなる牛肉を使ったスパイスカレーを再現。

シナモンやクローブ、カルダモンはパウダーが手元に無かったのでホール(原型)を使った。ホールを使う場合は玉ねぎを炒める前に油に入れてじっくり香り出しをする。よりスパイスの香りや存在感が出るので、オススメ。

ピリッとした辛さの中にも、時間をかけて丁寧に煮込んだトマトと玉ねぎの甘みがさらりと感じられ、ぽってりとした外見を裏切ってあっさりと食べられるお味。これはカレーパウダーやルーでは生み出せない美味しさだなぁ。夏バテ気味でもこれなら大丈夫。するする食べられる。

本書の発売記念の番宣で小宮山さんが言及されていた「福神漬け」も添えた。ここ1〜2年で爆発的に増えたカレーレシピ本だが、確かに福神漬けの作り方が掲載されているものは珍しく、そして手作り福神漬けの美味しいさに唸らされる。市販のものは添加物が多く、自分で買うことはほとんど無いのだけれど、これなら安心だし、何より本当に美味しい。

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画像は「まいにちカレー」より福神漬け(p.96)、紫キャベツとブルベリーのりんご酢和え(p.98)とオクラのおひたし(レシピ本以外) 

 

本日は銀座の名焼き鳥屋さんでランチミーティング。ほとんどのお客さんがビールを注文されているのを心底羨ましく思いつつ打ち合わせ内容に集中する。次回はプライヴェートで来て、この甘辛いタレがねっとりと絡んだ大ぶりの焼き鳥を口に頬張りつつ、お酒を飲むんだ。

紹介が遅くなったが、今回の2冊の料理本は音楽ユニット、ホフデュランのキーボード&ヴォーカルである小宮山雄飛さんが著者。ホフって?とピンと来ない方も、この曲は聴いたことがあるのでは。

東京に戻って来て6時前に散歩していると、早朝にも関わらず通勤列車へと足早に向かう人たちの姿が目につく。華やかさや便利さでこの街を憧れる人もいるが、タフでないと生きづらくもある。おやすみ明けのこの1週間も、皆さん、笑顔で締めくくれますように。


スマイル / ホフディラン

<ごはん日記>

37冊目『旨い!家カレー』、『まいにちカレー』から5回めはなす豚カレー炒め

[37-5]『旨い!家カレー』、『まいにちカレー』より5回めはなす豚カレー炒め(毎日〜p.44~)

1:『旨い!家カレー』小宮山雄飛著、 朝日新聞出版発行、ブックデザイン 渋澤弾、撮影 東川哲也、料理協力/フードコーディネート 里見陽子、編集 内山美加子、 2016年6月30日初版発行

2:『まいにちカレー』小宮山雄飛著、株)主婦と生活社発行、撮影 寺澤太郎、スタイリング 中里真理子、編集 吉川亜香子、 2017年6月19日初版発行

 

東京駅に降り立った瞬間に、京都はやっぱり暑かったんだなと実感できた木曜は手軽にできるカレー料理を。

調理時間:10分ほど

主な材料:豚バラ肉、なす、ピーマン、砂糖、酒、みりん、醤油、豆板醤、カレー粉、水溶き片栗粉など

調理の流れ:なすは縞めに皮をむき細長の乱切りに、ピーマンは細切りに、(レシピ材料外生姜は千切り)調味料は合わせておく。油をひいたフライパンに豚肉を入れて色が変わるまで炒める。なすを加え炒め油が回ったらピーマンを入れ、一混ぜしてからカレー粉を加えてさっと炒める。なすがしんなりしてくたら合わせ調味料を回し入れ、しばらく炒めた後、火を一旦止めて水溶き片栗粉を回しかける。

出来上がった料理:「第2章:まいにちカレー七変化」より、旬の夏にたっぷりとなすを使って、ピーマンと豚バラ肉とをカレー粉で炒めた料理を再現した。

材料も少なく、手早く作れるので今日は何にしよう?とぼんやり悩むほど疲れている時に役立つ一品。炒めるとかさが減るのでなすはレシピの分量以上(1.5倍くらい)入れる方が個人的に好み。豆板醤が入るものの結構な量の砂糖、みりんを入れるので小学校中学年くらいのお子さんでも食べられるのでは。

冷めたら冷めたで、なすのとろりとした食感と甘みが味わえて美味。カレーで炒めているので白いふたのお弁当箱はNGだが、お弁当に入れると絶対に喜ばれそうな味付け。なすと豚肉を中華風に炒めるなら、生姜も入れたくてとっさに加えたが、このひと手間はお好みで。

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画像は、レシピ外の大根と人参の簡単ピクルスと半熟卵を添えたもの。

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付録:余ったカレー炒めに醤油少々を加え、おうどんと炒める。仕上げに赤唐辛子を。千切りの青じそを混ぜても美味しい。

 

東京・京都間の移動時は10-feetを聴いて気分を上げているのだが、今回は新幹線中以外でもひたすら岡崎体育を聴き込む。ロバートの秋山に似ているとか、清潔感を足すと秦基博になると噂の(笑)京都府宇治市出身・岡崎体育の世界を斜めから俯瞰している音楽が、今、とても面白い。邦楽MVでありがちな要素を盛り込んだ手作り感溢れる動画はツッコミどころ満載で、褒め言葉として(笑)面倒臭い京男らしい。この「music video」という視覚的な切り口と対になっている、曲作りあるあるをネタにしている「explain」もオススメ。ともかく本人が楽しそうなのが良いんだなぁ。


岡崎体育 『MUSIC VIDEO』Music Video

<ごはん日記>